怖い夏の話ー医療編

Stockholm
05 /22 2015
一年を通して人手不足の話題の尽きないカロリンスカですが、一年の中でも最悪の季節がもうすぐやってきます。そうです、夏休みです。

今年の賃上げ交渉はストックホルムのランスティンゲットからの通達で、最高で給料の2%アップということだったので全く期待してなかったんですが、やっぱり予測通りだったと。でも新卒の看護師は基本給が25Tと、既に経験のある中堅看護師とほとんど給料が変わらないという奇妙な現象が起きています。同僚の中には新卒より給料の低い人も出てきている有様で、すでに退職願だす人もでてきています。

私の勤める血液内科でも、ソルナの方は超深刻な人手不足のためにこの夏病棟を完全閉鎖することとなりました。30年勤める上司曰く、史上初だそうです。そして、ソルナの患者はフッディンゲに来ることになり、ただでさえ、ウチの患者さえ全員収容しきれないのにどうするんでしょうねぇ?ガストロも回らなくて一病棟閉めるようだし(これは別に驚かないけど)、うちの病棟の下の階の腎臓内科もカオス状態で、循環器病棟も人手が足りなくて大変な様子です。

ランスティンゲットは(新しいカロリンスカ病院建てるため等)お金が無いから出費削減。で、手っ取り早く中堅職員の給料ほぼ据え置き、でも、基本給上げ無いと新卒が来てくれ無いからそこだけは譲って元から高い基本給。そして、中堅組以上はアホらしくなってどんどん辞めていくと言う状況です。これって短期的にはちょっとだけ節約にはなっても、長期的には経験者が去り初心者ばかり専門知識と経験が必要な職場に残り、医療の質の低下に直結してます。すでに兆候アリですよ。

こんな状況なので、この夏ストックホルムでは病気になら無い方がおすすめです。

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Vårrulle

リトアニア留学後、紆余曲折を経てストックホルムへ。在欧17年目。2009年度カロリンスカ大学卒業。以来現在に至るまでカロリンスカ大学病院勤務の看護師やってます。家族は雰人夫と息子くん。趣味は旅行。フィットネス命。語学の虫(英語、瑞語いけまっせ。露語と中国語に浮気しつつ、雰語万年学習中。リトアニア語と仏語は忘却リスト入り)。

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